アノマラド
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アルミド大陸西部の平野地帯のほとんどを占めている巨大な王国で、エピソード1の舞台となります。
アノマラドの前身にはテルニピ帝国という国があり、アノマラドは長い歴史と伝統を誇っています。
穏やかな気候、豊かな資源に恵まれ、大陸全土でもっとも強力な国であり、他の国に比べ文化的・技術的に大きく発展しています。特に魔法学者たちのマナ精製法の研究を通じて開発された、新しい動力機関及び移動手段の発明による交通手段の急速な発達は、アノマラドが大陸の主導権を握る決定的な要因となりました。
この「アノマラド」という名前は、テルニピ帝国の分裂当時、もっとも強い主導権を持っていたバンダレックス・ダ・アノマラドにより命名されたものです。現在、東の辺境の植民領(トレビゾ、ザン、ティア)をあわせたアノマラドの領土は、彼の征服事業によって拡張されたものです。
伝統的な王政国家ですが、一時は知識人の革命により王政が崩れ、共和政になった時代もありました。
現在は王政が復権し、過去と同じく国王による強力な専制政治が行われています。最近では、知識人を中心にした共和主義への回帰を叫ぶ共和派と、旧貴族を中心にした王政保守派、それに新進貴族が中心となり中央集権体制に反発する王政改革派の対立により、情勢がかなり混乱しています。
首都はケルティカ。 |
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ケルティカ出身者
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ネニャフル
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アノマラドは広く、パノザレ山脈の西部には魔法学院であるネニャフルがあります。「ネニャフル」という言葉には「秘密のぶどう農園」という意味もあり、学院には巨大かつ強力な結界が張られており外部からの進入ができません。空領域保護制度実施後には、事実上治外法権の扱いとなっているため、亡命や逃避を目的に学院に入学する者もいるとか……。この魔法学院には、年齢や身分に寄る入学制限はなく、ただひとつ優れた才能のみが必須条件です。大陸中から魔法師や騎士の志望者が集まってきます。 |
イカボーン・ペリウィンクル
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またアノマラドの遠い南、海に浮かぶイカボーン群島の中でもっとも大きい島をペリウィンクルと呼んでいます。
昔、アノマラド王国建国の時代、王家と手を組み建国に力を貸したアルニム公爵家の領地でもあります。
武装した強力な軍が駐在し、独立国家と言っても過言ではない土地であったが、アルニム家が去ってからはアノマラドの人々から認識されない、「存在しない島」と考えられています。 |
トレビゾ・ザン・ティア
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アノマラドの全盛期に征服された国家群で、現在は植民領として扱われています。もともと国力が弱く、長い間政治的不安が続いたため、簡単にアノマラドに吸収されました。植民領にされた今も基本的な国の体制は征服以前とあまり変わりませんが、各国を統治する政府機関がアノマラドより派遣された貴族だけで構成されています。またすべての治安をアノマラドの政府軍が担当してるところが一般の独立国家とは違うところです。
これら植民国家は、過去テルピニ帝国の没落以来長い間独立国として存在し、長い間共和制が維持されてきました。一時、共和政を経て王政に復帰したアノマラドと違い、多くの人がアノマラド王国の支配に反感を持っています。一部の知識階級には、このような支配状態を打破するための動きも見え始めているようです。 |
トレビゾ出身者
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ティア出身者
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ベンヤ
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